飼育技術・運営・サービス等、水族館に関連するあらゆる事象について発表の場を提供することで多様な水族館のニーズに応え、幅広くスタッフ同士の情報共有や交流を促進し、水族館事業の発展を目指すことを目的に、毎年春頃開催しています。
【開催日】2023年3月13日~14日
【会 場】神奈川県川崎市
【対 象】水族館等に所属する業務従事者、責任者、協会会員
【出席者】99名
【内 容】
基調講演
現場の職員だからできること ~私が目指す棘皮動物研究~
東京大学大学院理学系研究科附属臨海実験所 幸塚久典様
口頭発表
①カリフォルニアアシカの経口チューブを用いた補水(下関市立しものせき水族館)
②イトウの上皮性悪性腫瘍に対する外科的手術を用いた治療事例(青森県営浅虫水族館ほか)
③ステレオ撮影およびDLT法を用いたメコンオオナマズの全長測定(世界淡水魚園水族館ほか)
④ヒクラゲの飼育42日間から得られた知見について(マリホ水族館)
⑤うみたまごサンゴ大水槽の概要および水槽内のイシサンゴ類の種の同定について(大分マリーンパレス水族館)
⑥餌料の鮮度維持を目的とした海生哺乳類の給餌用バケツの開発(新江ノ島水族館)
⑦展示水槽で観察したミズタマハゼの巣穴とペアの行動(下関市立しものせき水族館)
⑧日本初記録となる抱卵したオニオーストンガニについて(下田海中水族館)
⑨飼育下におけるマカロニペンギンの繁殖の現状(下関市立しものせき水族館ほか)
⑩相模湾江の島周辺水域のクラゲ相とその季節的変化(新江ノ島水族館)
⑪新設したスナメリ出産用水槽について(宮島水族館)
⑫コウイカ類3種の周年展示に向けた取り組み(宮島水族館)
⑬スナヤツメ北方種幼生に与える餌料の検討(世界淡水魚園水族館)
⑭ふれあい活動に参加する飼育下イルカ類の行動特性とストレス評価(岡山理科大学/日本ドルフィンセンターほか)
⑮水田ビオトープにおける農業体験&自然再生学習事業(魚津水族館)
ポスター発表
①飼育下でのChilomycterus schoepfiiの繁殖(下関市立しものせき水族館)
②ミズクラゲの安定的な大量育成と飼育展示方法(鶴岡市立加茂水族館)
③アカクラゲを用いたクラゲ類の精子保存技術確立にむけての試行(下関市立しものせき水族館)
④ゼニガタアザラシの出産期と哺乳期における母獣の行動および子獣の体重変動の関係について(青森県営浅虫水族館)
⑤新江ノ島水族館における鯨類の取り上げ方法-漁網とターポリンの比較-(新江ノ島水族館)
⑥鯨類の直腸温測定における特注サーミスタプローブの有用性(名古屋港水族館ほか)
⑦水族館のコンセプトに合わせたキッズコーナーの開設について(伊豆・三津シーパラダイス)
⑧海獣用配合飼料『アクアブラウニー』の開発(林兼産業株式会社)
⑨「豊かな海づくり」関連企画展で行ったアンケート結果とその効果(神戸市立須磨海浜水族園ほか)
⑩水中ドローンを使用した海洋調査の中継イベントの試みについて(新江ノ島水族館)
⑪九十九島周辺海域におけるウミガメ調査について(西海国立公園九十九島水族館)
⑫幼魚水族館が目指す連携型水族館のかたち(株式会社カリブ・コラボレーションほか)
⑬岐阜県産アユの地産地消~水族館での新たなSDGsとしての取組み~(世界淡水魚園水族館ほか)
⑭海洋ごみ常設展示と環境教育普及について(鶴岡市立加茂水族館)
⑮専用活魚トラックの所有と緑ナンバーの取得(有限会社ブルーコーナー)
⑯水族館における顧客管理の可能性と分析事例について(帝京科学大学ほか)